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ストレスをエネルギーとして利用
2017年、今年1年はメンタルヘスルに関する研修のご依頼をいただく中で、ハラスメントに関するご相談をお受けする機会が急増した年でした。
また、自身が働く中でも管理職が絡む、LINEを使った狡猾なハラスメントを目の当たりしたストレスフルな1年でした。
それらをきっかけに、研鑽を積むために21世紀職業財団の「ハラスメント防止コンサルタント」認定試験を受検しました。
そして、先日合格通知をいただきました。
記述試験に歯が立たなかったと感じていたため、今年の合格は諦めていたので、今年最後に予期せぬ喜びを感じています。
ハラスメント防止コンサルタントとは
「ハラスメント防止コンサルタント」とは、公益財団法人21世紀職業財団が認定登録手続きを行っている、2009年から認定が開始された民間資格です。
個人的には、資格試験と言えば過去問を繰り返し解くことが王道だと信じているのですが、「ハラスメント防止コンサルタント」試験の過去問は公表されておらず、何に注力してよいのか困惑しながら受験日を迎えました。
実際の試験内容は、ハラスメントの現状や関係法令、判例などで、事前情報通りセクハラやパワハラに関する判例からの出題が多かったように記憶しています。
▼ハラスメント防止コンサルタントの認定試験合格基準
以下の1~3をすべて満たしていること(総得点・択一式60点、記述式40点 計100点)
1.択一式問題において出題分野ごとの得点がすべて平均点を上回ること。
2.記述式問題において20点以上の得点を獲得すること。
3.択一式問題と記述指摘問題の合計点が60点以上であること。
合格率は、2016年が17.1%と低めでしたが、2017年は29.7%。例年30%前後のようです。
合格率だけ聞くと大して難しくない試験のように感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、試験当日お話させていただいた数名の受検者の皆さんは同業の社労士さんばかりで、試験内容はかなりハードでした。
今後は、ハラスメント防止の専門家として、より一層自信をもって培った知識等をみなさまに還元していきたいと考えています。
ハラスメントの防止が人材の流失を防ぎます
職場のハラスメント問題は、一度事案が発生してしまうと、その解決に時間と労力を要します。また、相談を受けた際に、「どこにでもあること」、「気にしないこと」などど対応することで、事態が大きく悪化する事案が少なくありません。
まずは、問題が発生しないように、予防対策を講じることが重要です。そして、事が起こった際も、労働者の声にしっかりと耳を傾け、ほころびが小さなうちに適切な対処が出来るよう、機能する相談窓口を整備していきましょう。
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1.ハラスメント防止研修
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3。ハラスメント防止に関する規程の整備
是非、ハラスメント防止研修等についての相談をお寄せください!