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「リトリート」って何だろう?
自分の体の声に耳を傾ける時間を設けること。
この大切さを改めて感じることていると、こんな言葉に目が留まりました。
「リトリート」
心身の不調を改善するという目的を持った隠れ家として、ホテルが独自のプログラムを設定しているとこともあるようです。
スリランカの「ジェットウィング・ラグーン&ヴィル ウヤナ」やタイの「チバソム」が有名ですが、日本でも伊勢志摩の「アマネム」が滞在プラン型のリトリートを提案しています。
リトリート(retreat)
1 退却。撤退。後退。
2 隠居。避難。また、隠居所。隠れ家。避難所。仕事や家庭などの日常生活を離れ、自分だけの時間や人間関係に浸る場所などを指す。デジタル大辞泉の解説
日常のストレスのない環境でゆっくりと過ごし、リラックスした時間と空間で、体や心の動きのバランスを調整、自然との調和の中で、心身共にリフレッシュすること。
日常生活をはなれ、ストレスフリーの快適な事前環境に身を置き、未病を改善、心身のデトックスを体験するなど、トータルな心身のケアや身体のリセットをすること。
(未病は病気と言うほどではないけれど、健康でもない状態のこと)
体の声に耳を傾けてみる
小さな子どもがいると、滞在型プログラムに参加するのはなかなか厳しいものがあります。
ただ、日常的に、ヨガや座禅などで「今ここ」にある自分の体を意識することは可能です。
最近ではGoogleやAppleが福利厚生で取り入れるなど「マインドフルネス」(今ここにあることに気づくことで心を整える瞑想の手法)という心身を整える方法が流行っています。
情報の嵐に気が付かないうちにされされ、精神的に疲弊している方が多くなっています。
無意識にスマホの画面を見ている人の多くは、知らず知らずのうちに蓄積している疲労感に目を向けることなく日々過ごしてしまっているかもしれません。
「リトリート」プログラムを集中して体験する機会を持つことはなかなか難しかもしれませんが、1日のうちの数分でからでも自分の体の声に耳を傾けてみることは可能ではないでしょうか。
私の場合は、モードの切り替えが短時間で行うためにお香を焚いています。
そして、お香のけむりがなくなるまでの数分間、自分の頭や目、肩や腰、内臓の様子など、自分の体の中に意識を向けています。
いつか子どもたちが巣だったら、その頃そんなプログラムはもう流行っていないかもしれませんが、「リトリート」プログラムを体験したり、安藤忠雄さんが建築・設計したオールスイートの瀬戸内リトリート青凪(愛媛県)などに泊まって、のんびり贅沢な時間を過ごしてみたいものです。